2019.10.31 東証現物売買システム「arrowhead」バージョンアップについて(11月5日~)
東京証券取引所は証券市場の環境変化や高度化・多様化するユーザーのニーズに対応すべく、arrowhead(相場報道システム及びToSTNeTシステムを含む)をバージョンアップします。
稼働日:2019年11月5日
上記に伴い、以下のとおり売買制度が改善されます。
連続約定気配の改善
急激な株価の変動を抑制するために、連続約定気配(連気)について、監視時間(60秒間)が経過するまでの間は、一定の値幅(気配の更新値幅の2倍)を超過して値動きしない方式に見直します。
出展:日本取引所グループ
急激な株価の変動を抑制することで、公正な値段での取引を可能とすることが期待されます。一方、短期的な株価変動を狙う投資家の方には、短期取引の機会減少、売買成立までの時間の拡大が想定されます。
終値成立機会の向上
引けの売買ニーズが高い状況において終値約定を成立しやすくするために、大引けに限り更新値幅を2倍に拡大します。
出展:日本取引所グループ
大引けの更新値幅を2倍に拡大することで、大引けでの注文が約定しやすくなる一方、ザラバの最終値段から大きく乖離した思いがけない値段で約定する可能性があります。
詳細は日本取引所グループのWEBページをご確認ください。